AEDを使って救急法を教えてた。【使い方ってわかる?】

スポンサーリンク
お仕事活動

こんにちは、kenji@irohanixです。

あなたは『AED』って聞いたことありますか?

最近はいろんなところに設置されて、あまり騒がれなくなりました。

パパ
パパ

ちょっと残念ですね((+_+))

しかし依然として、『心臓突然死』は起こっており、年間約7万人が亡くなっています。

これは一日当たり200人弱の人が亡くなっている事になるんですね。

もしかしたら、あなたの家族・友人も心臓突然死で亡くなる可能性もあるんです。

心臓突然死とは、「急性の症状が発症した後、1時間以内に突然意識喪失を来たす心臓に起因する内因死」で、予測ができません。

だから、『発生してからどう対応するか?』が重要になってきます。

そこで少しでもAEDについて知ってもらえればと思います。

スポンサーリンク

AEDとは?

paramedics using a defibrillator on a patient
Photo by Mikhail Nilov on Pexels.com

AEDとは

「突然の心停止」の原因となる重症な不整脈である
【心室細動】や【心室頻拍】に対して
心臓に電気ショックを与えることにより、細動を取り除き、
心臓が本来持っているリズムに回復させるために行う機械の事です。

AEDの電圧・電流はどの程度か?というと、

電気ショックに使用される電圧は1,200~2,000V(ボルト)程度、

電流は30~50A(アンペア)程度、

電気が流れる時間は数ミリ~十数ミリ秒(1000分の 1秒~100分の 1秒単位)程度です。

ではなぜ、AEDの使用が重要かと言うと、心停止状態では、除細動(AEDによる電気ショック)をするタイミングが1分遅くなる毎に【生存率が10%下がる】からです。

とにかく早い除細動というAEDの機械の使用が重要になってくるのです。

また、日本の救急車の平均到着時間は約8分なので、その時点での生存率は20%です。

つまり、救急車が到着するのを待つのではなく、その場にいる人がAEDを使えれば、

生存確率はぐっと上がるのです。

3分以内に除細動を行えば、生存退院率は70%以上にも及びます。

そして、この器機は医療界の要請もあり、2004年7月1日から一般市民への導入が始まりました。

しかし、ここで残念なお知らせがあります。

パパ
パパ

あなたはAEDを使ったことありますか??

こんなに重要な機械なんですが、AEDは日本ではほとんどと言っていい程、一般市民によっては、使われていません。

日本で心停止時点を目撃された総数のうち約3.7%程度しか市民が使用した例はありません。

心肺停止を目撃されているのに、ほとんどの人がAEDによる処置が行われていないのです。

AEDが使われない場合、生存率は10%ほどになってしまいます。

ではAEDがあまり設置されていないのかというと、そういうわけではありません。

今では日本全国70万台以上が配備され、緊急時はいつでも使えるようになっています。

スポンサーリンク

AEDの設置場所って?

「そういえば、『AED』という文字を見かけた気がするけど、
どこだったか場所までははっきりと覚えていない……」

パパ
パパ

そんな人が多いのではないですか?

AEDの設置場所は、当然の事ですが、やはり多いのは病院、診療所などの医療機関です。

また、介護・福祉施設などでも設置しているところは多くあります。

そして公共交通機関では、多くの人が利用する駅です。

駅であれば、居合わせる人も多いため、AEDを持ってきてもらうようにお願いするのも難しくないでしょう。

しかし、誰も見つからないときは、緊急ボタンで駅員さんを呼ぶか、改札にダッシュしましょう。

駅以外ではバスターミナルやフェリー乗り場などにも設置しているところもあります。

あとは、多くの人が利用するという意味では、学校や市役所、図書館、公民館、スポーツセンターといった公共施設にも設置されていることが多いです。

デパートや大規模商業施設などでも、万一に備えてAEDを設置するところが多くなってきました。

さらに、ドラッグストアやコンビニなどは、比較的小さな店舗でも、人命救助への意識の高まりから設置しているところが増えています。

また、注意として、このような施設の場合は、あらかじめ営業時間を把握しておくことも重要になります。

最後に日本救急医療財団では、このようなAEDマップをWebサイトで公開して、AEDの設置場所を検索できるようにしています。

地図上で見てはじめて、「あ、ここにもあったのか!」と気づくこともあるでしょう。

では、設置場所が分かったらいざという時に【使い方】も知らないとですね!(^^)!

スポンサーリンク

AEDの使い方は?

実際の使い方はとっても簡単! 

AEDは、3ステップで電気ショックまで完了します。

① AEDのふたを開けます。
  (ふたを開けると、電源が自動的に入ります。)

② 音声ガイダンスに従ってAEDの中から四角い袋を取り出し、
  袋を破いて2つのパッドを取り出して、
  その2つの電極パッドをシートからはがして
  右胸と左脇腹に貼り体から離れます。  
(AEDが心電図を調べ、電気ショックが必要かを自動的に判断してくれます。)

③ 電気ショックの指示があった場合は、周囲にいる人に離れるように伝えた後、
  ショックボタンを押します。

これだけです(^^)/~~~

とても簡単に使うことが出来るし、不安にならないように大きな音で音声ガイダンスが流れます。

パパ
パパ

これはいざという時のために覚えておきましょう(‘ω’)ノ

ただし、心臓突然死には、心室細動や心室頻拍のように
電気ショックが有効となるものと、そうでないものがあります。

AEDはこの電気ショックの必要性の有無を自動的に判断してくれます。

電気ショックが必要でない場合は
『電気ショックが不要です』と音声ガイダンスより指示されます。

しかし、電気ショックが不要だからといって傷病者が回復したというわけではありません。

傷病者に反応がない場合は、救急隊員に引き継ぐまで、周囲の人々と協力し、胸骨圧迫(心臓マッサージ)などを継続することが重要になってきます。

ここでちょっと注意していただきたいことが( ゚Д゚)

たとえば、公衆の面前で傷病者の胸をはだけてもよいのか?

心肺蘇生をする場合は衣服をつけたままでも可能ですが、 AEDのパッドを貼る際には必ず傷病者の胸をはだけなければなりません。

公衆の面前であっても救命のためにはやむをえませんが、できるだけ人目にさらさないような配慮が望まれます。

しかし、こんな事になるかもしれません。

たまたま居合わせた交通事故現場で、
事故車に乗っていた女性が心停止状態だったため、
すぐさま人工呼吸と胸部マッサージを開始した。

そして、「AED」の電気パッドを貼り付けるために
女性の服をハサミで切ろうとしたところ、
女性の同伴者から「服を切るな」「痴漢だ!やめろ!」と言われ、
制止されたのだという。


男性は「そんなことを言ってる場合じゃない」と反論して、
構わず女性の服を切り、AEDを使ったが、
その後到着した警察官から
痴漢の疑いで事情を
聴かれるはめになったそうです。

2014年10月16日 記事抜粋

一般的に、女性の服を切った男性が罪に問われるとすれば、
『器物損壊罪』か『強制わいせつ罪』になる。

ただし、今回のケースでは
男性は心停止している女性の人命救助のために、
やむを得ず器物損壊をしました。

人命救助のほうが、『服を切る』という器物損壊よりも
重要なのは間違いありません。

したがって、男性の行為は犯罪になりません   『刑法37条 緊急避難』

私もそうですが、特に男性が救命にあたる場合には注意したいですね!!

スポンサーリンク

これでAEDも使える!

いかがでしたか?

3ステップでAEDを使う事が出来るし、

音声ガイダンスに従って操作するだけなので、

あなたも簡単に使えるようになったでしょう(^^)/

もう少し学んでみたいって人にオススメなのがこの本です。

主に地域住民(一般市民)向け講習を念頭においた内容ですね。

また、作りがストーリー性があって救急蘇生の重要さと内容も充実していたので、

救急蘇生する方法が物語風に描かれているので、サッと読めて実用的です。

読んで損はないですよ。

現状では病院外で心停止になると助かる確率がかなり減ってしまいます。

あなたの家族や友人、あなた自身も病院外で心停止になったら、ほとんど助からないかもしらません。

この記事を読んで少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。

ご一読、有難うございました。

お仕事活動
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
irohanixをフォローする

コメント