先日、祝賀御列の儀のパレードを見た！雑踏警備をするのに警備会社の警備計画だったら大変！

こんにちは、kenji@irohanixです。

今回は天皇パレードをテレビで見て思い出したのですが、雑踏警備って大変だったなあって事を記事にしました。令和元年１１月１０日に東京の赤坂にて天皇即位のパレードがありました。

来場者が１１万９千人と多数の人々が訪れていました。この来場者に対して、警察官が２万６千人で対応していたんですね❕

現在では警備員の不足がかなり騒がれております。来年には日本で２回目のオリンピックが開催されますが、このオリンピックを警備する警察官や警備員の数もかなり不足している状態ですね。

また、令和元年の夏頃なんですが、花火大会の雑踏警備を行う警備会社は多数あるのですが、今年は珍しくて、警備会社の人員の確保が出来なかったり、警備料金が運営側との予算と合わなかったりで、異例なことに毎年やっていた花火大会が中止になっていることが多々ありました。

まあ警備業だけではないと思いますが、いろいろな業種で人材確保が必要とされていますね。

そもそも、雑踏警備って？　警備会社の警備計画って大変だった！

私も警備会社にいたころは、毎回、毎回イベントが開催される時期に近づくと、市役所だったり、運営団体だったりに営業をかけて受注をしてきました。

そこで営業トークに出てくるのが『雑踏警備の警備計画』ですね。

これはイベントごとに請け負った警備会社がどのような形で警備を行っていくかが書いてあるものです。そのイベントの行事内容から始まって、どの時間帯にどの警備員がどこに配置されていて、危険な箇所には資格を持った警備員さんが必要で、全部でこれくらいの費用が掛かりますって、営業してやっていましたね。

そうなんです、平成１７年に警備業法が大幅に改正されてから、いろいろな警備をするにあたって、警察から資格を持った警備員さんを配置しなさいっていうお達しがあるんですね！

だから、各警備会社は数ある資格を持った警備員さんを重宝したりもするんです。だってこのような警備の資格を取得するにもお金と時間がかかりますからね！

今回の雑踏警備についても『雑踏警備業務２級』と『雑踏警備業務１級』という雑踏警備を行うにあたって必要な資格があるんですね！

こういった資格も勉強してすぐに取得できれば良いのですが、試験内容も『実技試験』と『筆記試験』とあって問題に対して９０％以上の正解で合格となるのでなかなか取得するのも困難なんですね。

それに受験してから１か月後に『合格しました』って通知が来るのですが、すぐに資格者証が発行されるわけではなく、必要書類をそろえて所轄の警察署に提出してからさらに約１か月経って初めて手元に資格者証が届くんですね！

だから、試験を受けてから数か月間は待たないと資格者証が手元に無いのです( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

この資格者証も車の運転免許と一緒で『携帯義務』がありまして、実際に合格して資格を持っていても資格者証を業務中に肌身離さず持っていないと法律違反になってしまうんですね！

もっと簡易化した資格取得や受験制度を整備してくれれば良いのですが・・・

こういった事を盛り込んで警備計画書を作成していたんですね。だから、今回のパレードの警備なんて言ったらもう大変だという事がお分かりになると思います。

それに警備会社の内勤者が作成した警備計画書を実際に配置につく警備員さん一人一人に落とし込んで警備をやらないと意味が無いですからね。

そのあたりの段取りもなかなか難しいところがあります。実際に天皇パレードの時の警察官でさえ、来場者から『あっちの警察官とこっちの警察官の言ってることが違う』って、少しですがニュースで流れてましたね。

雑踏警備については、警備計画の段階で約９割が完成していれば成功すると言われております。ただ、緻密な計画を立てて、さらに一人一人の警備員さんに落とし込んでいけたらの話ですがね！

最後に・・・

普段あなたがイベント会場や道路を通行しているときに見かける警備員さんがいると思いますが、

彼らは『入社時の研修』と『１年の間にもまた研修』と、幾度となく研修を受けてその場で警戒して警備を行っているんですね！

だから、もっともっと警備員さんの地位向上を目指して、多方面で活躍していただければ幸いです。

今回の天皇即位パレードでは２万６千人の警察官が大活躍して無事にパレードを終えることが出来ました。

来年にはオリンピックが開催されます、その時に立派な警備員さん達が警察官と一緒になって警備を実施して、大成功を収めるでしょう！！

今後の活躍に期待したいですね。

ご一読、有難うございました。