遺産分割協議で預金や自動車や不動産を兄弟姉妹で相続すると失敗や問題だらけの体験談!
こんにちは、kenji@irohanixです。
先日、実家に帰ったら、いまだに遺産分割協議が終わっておらず母の疲弊がかなり心配でした。
これは去年の6月に母の兄が亡くなってから発生した、兄弟姉妹トラブルです。現在は亡くなった兄の両親も死亡しており、さらにその兄には配偶者も子供もいない状態で82歳で幕をおろしました。
そしてその兄には財産として、先祖代々の土地と建物と畑と自動車と預金が3,000万ほど残っておりました。
去年の6月に葬儀の法要を終えてから、四十九日の時に兄弟姉妹が揃ったので遺産分割の話がでたのですが、みんなで仲良く等分しようと言っても、長女(92歳)の息子がきちんと専門家に頼んでやってもらった方が、あとあと揉めなくて良いという事で、その場はうやむやになって終わってしまいました。
その兄さんが亡くなるまで、色々と面倒見ていたのが我が家の母で、何かあった時にはすべて我が家の母に譲渡するから先祖代々の物を守って欲しいと病院のベッドで言われたのです。
しかし、あとになって揉めるのが嫌なので、我が家の母は遺言書の作成を兄さんに頼んでいたのですが、作成する前に肺がんでこの世を去りました。
兄さんが亡くなった後、壮絶な遺産分割の相続争いが始まりました・・・
遺産分割協議で預金や自動車や不動産を兄弟姉妹で相続する事になった!
ここからの登場人物は亡くなった兄さんのほかに次男と三男それから長女と次女と三女の合計5人での遺産分割協議が開始されたのです。
ちょっと 待った~~
ここで問題が起きました。かれこれ30年近く音信不通で、生きているのか?死んでいるのか?まったく兄弟姉妹でわかる人がいない『次男』なんだそうです。
この次男は昔からやんちゃでチンピラや暴力団まがいの状態だった人らしくて、周りからつまはじきにされていたそうです。
ただ法律上はこの人にも相続権が発生しているので、その旨を伝えなければいけなくなりました。
兄弟姉妹で相続について話をしていても埒が明かないので、結局我が家の母が弁護士を見つけて遺産分割協議を進めてもらうように依頼しました。
ネットで探して近所の弁護士に会い、状況を説明したら遺産分割の示談交渉という事で契約が成立しました。
その費用として
- 報酬金 約45万
- 『内訳として』
- 着手金 約25万
- 残りの報酬金約20万
ざっくりでこんな感じで引き受けていただきました。ただ、これは我が家の母が支払う金額なので、他の兄弟姉妹は遺産を受け取るだけの状態になってしまいました。
ここからいろいろな諸問題が浮き彫りになってきて、骨肉の争いが始まってしまったのです。
まずは先ほど言っていた、消息不明の次男なんですが、弁護士の方に調べてもらったら、
なんと! 我が家の母と同じ県内に住んでいる事が分かったのです!
これには我が家の母もビックリして、さらに危機感を感じたみたいです。それはチンピラや暴力団まがいの人だったので、余計な詮索などで我が家の母の家に突然来るんじゃないかという不安があるそうです。
とりあえずは今のところは何事も無いので良かったですね。
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この問題!誰が相続対象で、どんなものを相続するの?
とりあえずは弁護士に依頼して、兄弟姉妹は納得がいったんですが、その後の弁護士とのやり取りでまた大きな問題が発生していきました。
まずは相続対象者ですが、次男(72歳)と三男(70歳)と長女(92歳)と次女(82歳)と我が家の母(75歳)の5人での分割協議になるそうです。
ちなみに
皆さんすごく高齢なので、この相続人が亡くなった場合にはどのようになるかというと、
その相続人の子供が相続を継承する数次相続となるそうです。
だから、長女が亡くなればその子供であるしゃしゃり出てきた人が相続人になり、我が家の母が亡くなれば、私が相続人になってしまうのです。
取り急ぎ、依頼した弁護士がまずは相続する旨があるか確認して、さらに5人なので5等分で和解しましょうという文書を送ったのですが、長女の代理人になると言ってその子供がしゃしゃり出てきたのです。
そして、遺産分割する内容を確認したところ、預金が3,000万と土地と建物で相場価格(約1,200万)が相続対象となりました。
さらに自動車(軽トラック)を売却したのですが、それは5万円の価値があり、それも相続物件に加わりました。
合計約4,200万もの相続物件があったんですねΣ(・□・;)
これだけの資産があるので、みんなが我が物にしたいという欲求が見え隠れし始めました。
預金なら5等分でみんなに分割できるのですが、土地や建物に関してはなかなか示談が進まない状況です。
これは三男と次女と我が家の母は先祖代々の家なので残しておきたいと言っているのですが、次男と長女は売却してお金で欲しいという事です。
じゃあ、我が家の母が相場価格で買い取るのでその分をみんなに支払うからと弁護士が示談交渉を始めたのですが、長女の所だけが反対しているのです。
なぜなんでしょう?? 売却したのと同じでお金が入ってくるのに!
まったく意味が分かりません。弁護士も同様に長女の代理人に説明をしたのですが、断固反対をしているんですね!
嫌がらせとしか取れない行動でした。そんなやり取りを続けながら早くも相続発生から一年が過ぎました。何度も遺産分割協議のやり直しがあった状況ですね。
いったいいつになったら収束に向かうのか?とりあえず弁護士の先生に頑張ってもらうしかないという状況です。
ようやく預金だけですが、分割協議に応じて示談成立!
ようやくですが、一年と半年かけて、預金の3,000万を5人で分ける話が進みました。
この手続きも、我が家の母にはかなり負担になりました。それはいろいろな書類を自分で取り寄せるところから始まるからです。
預金はゆうちょ銀行とUFJ銀行とあったのですが、それぞれの支店に行き、相続の説明をして申請書類を受け取り、さらに戸籍に関する出生から死亡まで記載されいる書類を亡くなった兄の市役所まで取りに行かなくてはならないからです。
そしてその申請書に全員の印鑑証明書と実印と署名をもらって、再度各銀行の窓口に提出しに行かなければいけないのです。
この作業でも約2か月ほど要しました。また、各銀行に提出しても審査が終了するまでに約2週間ほどかかるそうです。
まああとは待つだけですね(‘ω’)
最後に・・・
まだまだ遺産分割の話し合いは終わりを見せず、我が家の母も土地や建物に関してはしばらく時間を置くことにしました、焦っても疲弊するだけなので・・・
こんなことからも、ホントに遺言書って大事だなと思いました。さきにあの世に逝ってしまったら、残された人たちがどれだけ骨肉の争いをすることか(T_T)
今回は兄が亡くなり相続人が兄弟姉妹という異例の状況だったのでこんなことになったのかなと思います。
あなたの周りでももしかしたらあるかもしれないのですが、相続問題で納得のいかない貴方!、無料で相談できますよ。決めるのはあなたです!私は強制もしませんし相談するかはあなたの自由です。それに残された人たちの為に少しでも早く終活を行うのもありかもです。
ご一読、有難うございました。
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