誰もが迎える父の死! 当事者は大変だった!
こんにちは、kenji@irohanixです。
あなたのご両親は健在ですか?
よく人を戒めるために『親の死に目に会えない』なんて言葉を聞いたりします。
これはホントなんだなって思いました。
私も父が危篤状態になり、一度は回復をみせたのですが、危篤の知らせから5日後に亡くなってしまいました。
ほとんど介護らしい介護もせず、母や妹に任せきりだった事もあり、私自身も親の死に目に会えなかった。
だから、あなただけでも後悔しないために!
もっともっと自分の気持ちや周囲の気配りをして欲しいと思います。
父の死 そして後悔!
パーキンソン病を患って約10年が経ち、誤嚥性肺炎になってしまい、一時は胃ろうの手術も検討しました。
しかし、父親本人の希望で延命措置を極力しないで欲しいとの事だったので、そのままの状態でいました。
そして、その知らせは来ました。
年の瀬のせまる12月中旬に入院先の看護師から血圧低下で危篤状態になったという連絡です。
すぐに病院に駆けつけると正午で血圧60までさがり15時には血圧が50代になってしまった。主治医からは今夜が峠だとはっきり言われてしまいました。
その日は実家に泊まりながら、病院から連絡があればすぐに駆けつける準備をしていました。やっぱりそんな日は寝てなんかいられなかったですね。
ところが、翌日になって病院に行ってみると朝の6時で血圧が80代まで回復していたのです。
少し安心したので、2人の子供の面倒をみるために帰宅しました。
それから、3日目や4日目には変わらず血圧80代だったので、そのまま回復してくれる事を祈っていたのですが、5日目にその時が来てしまいました。
12月19日の午後になって母親から電話があり、父親の血圧低下がかなり進行して、今度はもうダメみたいと…慌てて車を走らせて病院に向かったのですが間に合わず、妹から16時10分に亡くなったと連絡がありました。
この時に日頃のおこないのせいなのか?親の死に目に会えなかったんだろうか?と思いとても後悔しました。
父の死 母の心境
父親が亡くなってしまい、母の心の中ではかなり力を落としているんだろうと思い、その後の段取りをネットで探りながらあちこちに電話で連絡して『通夜』や『葬儀』の段取りをしました。
電話一本で早いものですね、亡くなった状況とどんな病院かを伝えたら、すぐに葬儀屋さんが駆けつけてくれました。
そこからは通夜や葬儀が終わるまでその葬儀屋さんの担当者にお世話になりっぱなしでした。
『当事者になる』ってなかなか無い事ですよね。自分の家族が亡くなって通夜から葬儀からいろいろと段取りしなければいけないのに、何の経験も知識もないのですべてが初めての事ばかりでした。
病院に葬儀屋の担当者が来てくれたら、早速ご遺体の移動って事でたいへんお世話になった病院に挨拶をして葬儀屋さんと移動開始です。(ほんの10分程度で搬送の段取りをしてくれました。)
実家はマンションの5階なので父親を搬送することも出来ず、結果として葬儀屋さんで預ける事になりました。
そして、葬儀屋さんとの打ち合わせが始まりました。
- 通夜をやるのか?
- 一日のみの葬儀をやるのか?
- 返礼品はどうするのか?
- 通夜振る舞いはどうするのか?
- 告別式の時の食事はどうするのか?
- 挨拶状はどうするのか?
- 供花の取り纏めはどうするか?
- 祭壇はどうするか?
上記以外にも参列する人数によって注文も変わってくるので、実際に何人の参加で注文するかなど決めることがたくさんありました。
さっき父親が亡くなったばかりなのに、決める事が多すぎるので打ち合わせ開始から2時間経ってましたが残りは明日に電話して決める事になりました。
高齢の母には親戚の状況など現時点では想像できないので心労も重なり一旦切り上げる事にしました。
対応しなきゃいけない事や決めなければいけない事など、どれも初めての事なので自宅に帰ってじっくりと考えてから、母が決めるようにしまいた。
父の死の相続
現在、母の兄が去年亡くなって遺産分割協議の最中だったので、相続については妹とも話して財産という財産は無かったので、すべて母に相続する形にしました。
法定相続人として
- 絶対順位:被相続人(亡くなった方)の配偶者(妻または夫)
- 第1順位:被相続人の子
- 第2順位:被相続人の親
- 第3順位:被相続人の兄弟姉妹
基本的には、上記の順位に沿って、遺産分割をしていきます。今回は父の両親は既に他界しているので、配偶者とその子が相続人となっています。
このあたりは嫌というほど、叔父の遺産分割協議で勉強したので、遺産分割協議書を作成して相続させないといけないと思い自作で作成しました。
弁護士に頼んで叔父の遺産分割協議書があって、いい経験になりました。
父の死 仕事をせず無職だった
2019年はいろいろな出来事があった年ですね。
我が家の第二子の誕生を機に15年間勤めた会社を退職して、現在は失業保険受給中だったので無理なく父親の容態などの対応は出来たのです。
勤めていた会社は退職金や有休など実績がないようなものなので、退職してホント良かったと思います。
ずっと会社に勤めていたら、おそらく母の力にはなれず、父親の介護も携わることが出来なかったと思います。
いざという時に行動できるような人生を今からでも自分の物にしていこうと決意して行動し始めたところです。
これも育児をするために妻には無理を言って自分が育児を引き受けて、妻には外で働いてもらってます。
この決断が功を奏したと思います。
自分の人生なので、一度きりしかない人生をきちんと歩んでいきます。あなたもそう思いませんか?
会社に縛られずに自分の時間を使うことが出来たから、母親の近くで助けることも出来たし父親の介護にも携わることが出来たのでこのような機会を得ることはなかなか難しい事です。
今一度、自分の人生や働き方を見つめ直す良い機会をいただきました。
最後に・・・ 父の死はやはり悲しい
いなくなってしまってから分かる事ってありますよね!
身近にいた存在もやっぱり家に帰ってお線香をあげた時に実感しました。
涙が出るほど悲しさや寂しさを感じました。大人げなく泣きました。声を震わせて泣きました。
そんな悲しさを妻や我が子には味わってほしくないな!と思い、自分の余命や人生最後の時を今から想定して生きていく事が解決に繋がっていくでしょう!
すこしでもこの記事を見て、あなたの身近な不幸について、お役に立てれば幸いです。
ご一読、有難うございました。
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